
patch test
パッチテストについて
かぶれや、金属、薬剤アレルギーの原因の検索を行います。腕や背中などにアレルギーが疑われる物質を加工して貼り付け皮膚の反応を確認します。2日後(48時間後)に1回目の判定、3日後(72時間後)に2回目の判定、可能であれば1週間後にご来院いただき3回目の判定を行うとより正確であると言われています。

パッチテストS
かぶれ(接触皮膚炎)はすぐに発症するものもありますが、原因がわからない長期の皮膚炎の原因となる場合もあります。毛染め液、化粧品、薬剤、金属、ゴムなどの化学物質、など日常生活に潜むアレルギーの原因検索を行う検査です。日本人で陽性率が高いアレルゲンのうち22種類のアレルゲンをセットで検査できる「パッチテストパネルS」を用いて行います。思いがけない原因が判明することもあります。またご自身の生活で注意すべきものを明確にすることができますので、今後の予防にもつながります。


金属パッチテスト
金属は直接触れた場所で生じる接触皮膚炎(かぶれ)の他、食物にも多く含まれ汗腺の多い手足や全身に症状がでることもあります。長期にわたる手足の湿疹の原因が金属アレルギーということもよくみられます。また難治性の皮膚疾患である掌蹠膿疱症の要因の一つに金属アレルギーがあると言われています。当院では15種の金属試薬+陰性対照のワセリン(下表)のセットを用いてアレルギーの検査を行います。
※上記15種の試薬以外の金属アレルギーの検査は行っておりません。
- ①アルミニウム
- ②コバルト
- ③スズ
- ④鉄
- ⑤プラチナ(白金)
- ⑥パラジウム
- ⑦マンガン
- ⑧インジウム
- ⑨イリジウム
- ⑩銀
- ⑪クロム
- ⑫ニッケル
- ⑬亜鉛
- ⑭金
- ⑮銅
- 陰性対照:ワセリン
その他パッチテスト
薬剤アレルギーや化粧品、目薬、外用薬などによるかぶれ(接触皮膚炎)の原因として疑われる物質のアレルギーの検査を行います。
※1回に検査する個数は4個までとさせて頂いております。